料金・コース内容は2026年10月9日時点で各社公式サイトに掲載されていた情報です。最新の内容は必ず各公式サイトでご確認ください。
「話し方教室」と検索しても、出てくるものの中身がバラバラで比べにくい——そう感じたことはないでしょうか。
理由は単純で、「話し方教室」と呼ばれているものが、まったく性質の違う5種類に分かれているからです。6時間で8万8,000円のマンツーマン専門校と、月5,280円のカルチャー講座が、同じ検索結果に並んでいます。比べようとしても噛み合いません。
この記事では、まず5つのタイプに分けたうえで、各社の公式サイトに実際に載っている金額を1時間あたりに換算して並べました。そのうえで、目的から選ぶ手順をまとめています。
- 話し方教室の5つのタイプと、それぞれ何が違うのか
- 主要7スクールの料金を1時間あたりに換算した比較表
- タイプ別の料金相場(1時間あたり約1,760〜1万4,700円)
- 目的から選ぶ手順(あがり症・プレゼン・雑談・発声・費用重視)
- 申し込む前に確かめたい5項目

先に要点だけ。目的が「緊張を何とかしたい」なら専門校、「声や発音を直したい」ならボイトレ系です。この2つを混同すると、料金だけ見て選んで噛み合わない、ということが起きます。
話し方教室は5つのタイプに分かれる
同じ「話し方教室」という名前でも、扱う内容・料金のかたち・1回の長さがまるで違います。まず全体像を押さえてください。
| タイプ | 主に扱う内容 | 料金のかたち | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ① 話し方専門校 | スピーチの組み立て、人前での緊張、印象 | コース総額(9万〜12万円台) | あがり症、プレゼン、面接 |
| ② ボイトレ系スクール | 発声、発音、滑舌、声量 | 月謝(月8,000〜2万8,000円) | 声が小さい、聞き返される |
| ③ カルチャー講座 | 発声中心、朗読、話し方入門 | 月謝(月5,000円台+維持費) | 費用を抑えて続けたい |
| ④ 単発セミナー | 講師ごとにテーマが違う | 1回ごとに支払う | まず1回試したい |
| ⑤ 法人研修 | ビジネスコミュニケーション全般 | 法人契約 | 会社として依頼する場合 |
検索して迷いやすいのは①と②の違いです。②のボイトレ系スクールは「話し方コース」を持っているところが多く、「話し方教室」として検索結果に出てきます。ただし中心にあるのは発声のトレーニングです。
「人前に立つと頭が真っ白になる」という悩みに対して、発声練習を続けても解決には遠回りになります。逆に「声が小さくて聞き返される」なら、ボイトレ系のほうが直接的です。
そして⑤の法人研修は、個人では申し込めないことが多い点にも注意が必要です。検索上位に出てくる会社でも、個人向けの受付をしていなかったり、個人向けコースのスケジュールが数年前のまま更新されていないケースがあります。問い合わせ前に開催実績の日付を確認してください。
主要7スクールの料金比較(1時間あたりに換算)
料金のかたちが違うものを横に並べても比べられません。そこで「1時間あたりいくらか」に戻して並べました。同じ「話し方専門校」でも、グループ形式かマンツーマンかで3倍の差が出ます。横にスクロールできます(スマホ表示)。
| スクール | タイプ | 1コマ | 初期費用 | 料金 | 1時間あたり | 体験 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KEE’S 6時間ベーシックSPEECHコース | ① 専門校 | 合計6時間 | なし | 88,000円(コース総額) | 約14,700円 | ○ 無料体験 |
| 日本話し方センター ベーシックコース | ① 専門校 (グループ) | 2時間×12回 (土曜は4時間×6回) 合計24時間 | 公式に記載なし | 99,000円(コース総額) | 約4,125円 | ○ 無料体験教室 |
| 日本コミュニケーション学院 あがり症・初学者コース | ① 専門校 | 1単位1時間(授業50分前後) | 入学金12,000円 ※免除制度あり | 118,800円(計10回・テキスト代含) | 約11,900円 | △ 電話・対面・オンライン相談 |
| シアーミュージック | ② ボイトレ系 | 45分 | 入会金2,200円 | 月4回17,600円 | 約5,870円 | ○ 無料体験 |
| ナユタス | ② ボイトレ系 | 50分 | 校舎管理維持費が別途 ※金額は校舎ごと | 月4回25,300円 | 約7,590円 | ○ 無料体験 |
| アバロンミュージックスクール | ② ボイトレ系 | 30分/45分/60分 | 入学金2,200円 | 30分月2回8,470円 | 約8,470円 | ○ 無料体験 |
| Beeボイススクール | ② ボイトレ系 | 60分 (冒頭10分はウォームアップ) | 入会金12,100円 | 月4回27,472円 | 約6,870円 | ○ 無料体験 |
| 所沢カルチャーセンター 声美人になろう 滑舌と朗読 | ③ カルチャー講座 | 90分(第1・第3月曜 10:30〜12:00) | 運営維持費330円/月 | 5,280円/月 | 約1,760円 | ○ 体験可 |
この表から読み取れることを3つ挙げます。
① 専門校の単価は、グループかマンツーマンかで3倍違う
もっとも差が大きいのはここです。同じ「話し方専門校」でも、
- グループ形式…… 日本話し方センター(定員12名)は1時間あたり約4,125円
- マンツーマン…… 日本コミュニケーション学院が約11,900円、KEE’Sが約14,700円
約3倍の開きがあります。しかも日本話し方センターの約4,125円は、この記事で比べたボイトレ系スクールより安い水準です(シアーミュージックが約5,870円)。
では安いグループ型を選べばいいかというと、そう単純でもありません。グループは自分の話す順番が回ってくる回数が限られるぶん、1人あたりの指導密度は下がります。逆に、人前で話す場数を踏みたいという目的ならグループのほうが噛み合います。
「場数が欲しい」ならグループ、「自分の話を細かく直してほしい」ならマンツーマン。この切り分けが先で、金額は後です。
② 月謝の安さと「1時間あたり」の安さは一致しない
月額だけを見るとアバロンの30分月2回8,470円がもっとも軽く見えます。しかし1時間あたりに戻すと約8,470円で、シアーミュージック(約5,870円)より高くなります。1コマが30分だからです。
一方で、月の負担を軽くしたい・30分なら集中が続くという理由で30分を選ぶのは合理的です。単価で選ぶのか、月の支出で選ぶのかを先に決めてください。
③ 専門校は総額が確定していて、終わりがある
マンツーマンの専門校は1時間あたり約1万2,000〜1万5,000円、ボイトレ系が約6,000〜8,500円。単価では2倍前後の差があります。
ただし専門校はコース総額が決まっていて、終わりがあるという性質があります。KEE’Sは6時間88,000円、日本コミュニケーション学院は計10回118,800円。一方ボイトレ系は月謝制なので、続けるほど総額が伸びます。シアーミュージックを月4回で1年続ければ入会金込みで213,400円で、専門校のコース総額を超えます。
「数か月で決着をつけたい」なら専門校、「長く発声を整えたい」ならボイトレ系、という分け方になります。
④ 初期費用と「別途費用」の有無が見落としやすい
入会金はシアーミュージックとアバロンが2,200円、Beeボイススクールが12,100円と差があります。
とくに注意したいのがナユタスの校舎管理維持費です。月謝とは別にかかり、金額が校舎ごとに異なります。公式の料金ページには月謝だけが書かれているので、通う予定の校舎のページで金額を確認してください。
アバロンも校舎によって料金体系が違います。札幌・仙台・山形校は30分コースが高校生以下限定で、大人は45分11,000円からになります。久留米校は別の料金体系です。
タイプ別の中身と相場
① 話し方専門校|1時間あたり約4,100〜1万5,000円
スピーチの組み立て、人前での緊張、話す印象を正面から扱います。講師がアナウンサーや専門の指導者で、マンツーマンが基本です。
KEE’Sは東京駅・恵比寿駅が最寄りで、講師はアナウンサー。「6時間ベーシックSPEECHコース」が88,000円(税込)。平日・土日祝の8:00〜20:00から選べて、対面とオンライン(Zoom)のどちらでも受講できます。無料体験があります。
日本コミュニケーション学院は東京都渋谷区代々木(JR代々木駅北口・新宿駅新南改札)にあり、あがり症を専門に掲げています。「あがり症・初学者コース」は個人指導4回+少人数グループ指導6回の計10回で、標準3か月。受講料118,800円(税込・テキスト代込)、入学金12,000円(税込、免除制度あり)。1単位1時間(授業は50分前後+調整10分前後)です。
同校には地方在住者向けに2日間の集中授業という形もあり、料金は同額です。通学回数を抑えたい場合の選択肢になります。
日本話し方センターは東京・神保町(東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビル16F)にあり、公式サイトでは1953年の創業以来70年以上・受講生30万人以上と案内されています。主力の「ベーシックコース」は定員12名のグループ形式で期間3か月。平日クラスが2時間×12回、土曜クラスが4時間×6回で、どちらも合計24時間です。
受講料は99,000円(税込・テキスト代込)で、1時間あたり約4,125円。2回に分けて納入する場合は1回目53,500円+2回目51,000円です。無料体験教室があり、1コマ(2時間)の講座を見学して一部実習も受けられます。
マンツーマンではないので、自分の原稿を1時間かけて直してもらうような使い方はできません。そのかわり12名の前で話す場数を、3か月で24時間ぶん踏めるのが特徴です。



専門校は数が限られていて、ほぼ東京に集まっています。地方から通う場合は、オンライン受講か集中授業かを先に確認したほうが話が早いです。
② ボイトレ系スクールの話し方コース|1時間あたり約6,000〜8,500円
もともと歌のレッスンを提供しているスクールが、話し方・ボイストレーニングのコースを用意しているものです。校舎数が多く、地方都市にもあるのが最大の利点です。
| スクール | 1コマ | 月2回 | 月3回 | 月4回 |
|---|---|---|---|---|
| シアーミュージック | 45分 | 11,000円 | 14,850円 | 17,600円 |
| ナユタス | 50分 | 14,300円 | 19,800円 | 25,300円 |
| Beeボイススクール | 60分 | 13,736円 | 20,604円 | 27,472円 |
| アバロン(30分) | 30分 | 8,470円 | — | — |
| アバロン(45分) | 45分 | 11,000円 | — | — |
| アバロン(60分) | 60分 | 12,980円 | — | — |
1コマの長さが30分・45分・50分・60分とばらついているので、回数と月謝だけでは比べられません。シアーミュージックの45分には入れ替えと準備の時間が含まれ、Beeボイススクールの60分は冒頭10分がウォームアップです。実際に指導を受ける時間は、表示されている分数より短くなります。
各スクールの詳細は個別にまとめています。
③ カルチャーセンターの講座|1時間あたり約1,760円から
もっとも費用が軽い選択肢です。駅ビルや百貨店に入っているカルチャーセンターが、発声や話し方の講座を開いています。
実際の例を2つ挙げます。いずれも駅前の商業施設に入っている教室です。
| 講座 | 所沢カルチャーセンター「声美人になろう 滑舌と朗読」 |
|---|---|
| 受講料 | 5,280円/月+運営維持費330円/月 |
| 日程 | 第1・第3月曜 10:30〜12:00 |
| 1時間あたり | 月2回×90分=3時間として約1,760円 |
| 講師 | 沈 玲美(武蔵野音楽大学短期大学部卒) |
| 講座 | エクセルカルチャーセンター水戸「ボイトレ&歌」 |
|---|---|
| 受講料 | 5,610円/月+運営維持費330円/月 |
| 日程 | 第2・第4木曜 10:30〜15:00の枠で30分の個人レッスン |
| 講師 | IORi(ボイストレーナー/ジャズシンガー) |
| 会場 | 水戸駅ビルEXCEL内 |
所沢の講座は1時間あたり約1,760円で、この記事で比べたなかで最も安くなります。水戸の講座は30分の個人レッスンが月5,610円で、個人指導としては破格です(公式に月あたりの回数の記載がないため、1時間あたりは算出していません)。
ただし制約が3つあります。
- 内容が発声・歌に寄る…… スピーチの組み立てや緊張対策は扱わないことが多い
- 日程が固定…… 平日の日中に設定されていることが多く、会社員には合わせにくい
- 開講が期ごと…… 受講者が集まらないと開かれない。長期的に続けられる保証がない
「発声の基礎だけ安く習いたい」という目的なら噛み合います。
④ 単発のセミナー・ワークショップ|1回ごとに支払う
月謝を払う前に1回だけ試したい場合の選択肢です。ストアカ(ストリートアカデミー)などのプラットフォームに、個人講師の講座が掲載されています。
利点は、申し込みのハードルが低く、合わなければそれで終われること。欠点は、講師ごとに内容と質がばらつき、継続的な指導にはならないことです。
なお、カルチャーセンターにも1回単位で受けられる講座があります。たとえば高知の高新文化教室には1回2,300円の講座があります。地域ごとの実例は地域記事にまとめています。
⑤ 法人研修|個人では申し込めないことが多い
企業や自治体向けの研修を主力にしている会社です。コミュニケーション研修の老舗もこの区分に入り、検索上位に出てきます。
個人向けセミナーを併設している会社もありますが、公式サイトに載っている個人向けの開催スケジュールが数年前のまま、というケースがあります。実際に開催されているかは、日付を見て判断してください。問い合わせる前に確認すれば、無駄な往復を減らせます。
料金を比べるときの3つのルール
公式サイトの表示をそのまま並べると比較を誤ります。次の3つに戻してから比べてください。
- 「月謝 ÷ 回数 ÷ 1コマの分数 × 60」で1時間あたりに戻す
1コマが30分と60分では、同じ月謝でも単価が2倍違います - 初期費用を受講予定の月数で割って足す
入会金12,100円を3か月で割れば月4,033円。短期で辞める前提なら効きます - 月謝以外の固定費を必ず確認する
校舎管理維持費・運営維持費・教材費は料金ページに載っていないことがあります
計算例を1つ。Beeボイススクールを月2回・3か月で試す場合、月謝13,736円×3=41,208円に入会金12,100円を足して53,308円。1コマ60分(うち10分はウォームアップ)が6回なので、指導時間あたりでは1時間約10,660円になります。
同じ3か月で、KEE’Sの6時間88,000円と比べると総額は安いものの、1時間あたりでは近い水準です。短期で試すつもりなら、入会金のあるスクールは単価が跳ね上がるという点を押さえておいてください。
目的から選ぶ手順
タイプと相場がわかったら、あとは目的に当てはめるだけです。
人前に立つと緊張する・頭が真っ白になる
① 話し方専門校が目的に最も近くなります。緊張そのものを扱うカリキュラムがあるのは専門校です。ボイトレ系で発声を整えても、緊張の仕組みには届きません。
ただし、通う前に自分で試せることもあります。あがり症の整理と対処は別記事にまとめました。
仕事のプレゼン・商談で伝わるようにしたい
話の組み立てまで見てもらう必要があるので、マンツーマンで原稿や資料を持ち込める形が効率的です。専門校か、ボイトレ系のマンツーマンコースになります。
一方で「とにかく人前で話す回数を増やしたい」という段階なら、グループ型の専門校(日本話し方センターのベーシックコースは3か月で合計24時間)のほうが費用対効果が高くなります。
雑談が続かない・初対面が苦手
スピーチとは別のスキルです。会話・雑談を専門に扱う講座を持つ教室を探してください。日本コミュニケーション学院には会話・雑談を専門にしたコースがあります。
声が小さい・聞き返される・滑舌が悪い
② ボイトレ系スクールか③ カルチャー講座が直接的です。発声は専門校よりボイトレ系のほうが本領です。費用を抑えたいならカルチャー講座から始める手もあります。
費用を抑えて始めたい
月額でもっとも軽いのは③ カルチャー講座(月5,000円台)です。ただし日程が固定されていることが多く、会社員には合わせにくい点が実務上の壁になります。
日程の自由を優先するなら、ボイトレ系の30分コース(アバロン 30分月2回8,470円)やオンライン受講が現実的です。まずは無料体験を2〜3校受けてから決めるのが、結局いちばん安く済みます。
近くに教室がない
専門校はほぼ東京に集まっており、地方では選択肢が限られます。実際に全国46市区を1件ずつ調べた結果は別記事にまとめました。
子どもに通わせたい
大人向けとは選び方が変わります。年齢別・目的別に整理しました。
申し込む前に確かめたい5項目
無料体験や相談の場で、次の5つを聞いてください。どれも料金ページには書かれていないことが多い項目です。
- 月謝以外にかかる固定費はあるか(校舎管理維持費・運営維持費・教材費)
- 1コマのうち、実際に指導を受ける時間はどれくらいか(入れ替え・ウォームアップを含むか)
- 講師は固定か、毎回変わるか(相性が合った講師を続けて指名できるか)
- 自分の目的のコースがあるか(「話し方」と書かれていても発声中心のことがある)
- 解約・休会の条件(何か月前の申告が必要か、違約金があるか)
「話し方教室は怪しいのではないか」という不安については、何がそう見えるのかを分解した記事があります。契約前のチェック項目もそちらに詳しく書きました。
通わずに自分でできることから試す
教室に通うのが唯一の手段ではありません。実際、私自身は検討を続けながらまだ申し込んでおらず、自分でできることを積み上げてきました。
そのうえで「独学では限界がある」と感じた部分だけを教室に任せる、という順番でも遅くありません。
よくある質問
- Q結局どのタイプを選べばいいですか?
- A
目的で決まります。人前での緊張やスピーチの組み立てなら①話し方専門校、声や発音なら②ボイトレ系、費用重視なら③カルチャー講座、まず1回試すなら④単発セミナーです。迷ったら無料体験のあるボイトレ系を2〜3校受けて、自分の課題が発声なのか構成なのかを見極めるのが現実的です。
- Qどれくらいの期間通えばいいですか?
- A
各社が示している標準期間を見ると、専門校は2日間の集中型から3か月程度です(日本コミュニケーション学院のあがり症・初学者コースは標準3か月で計10回)。KEE’Sは合計6時間で、週1〜2回×4回を2か月以内に終える進め方を推奨しています。ボイトレ系は月謝制なので期間の定めはありません。
- Qオンラインでも効果はありますか?
- A
内容によります。スピーチの構成、原稿の添削、話の順序といった「組み立て」はオンラインでも扱えます。一方で発声や姿勢は、講師が直接見たほうが伝わる部分が残ります。KEE’Sは同じコースを対面とオンライン(Zoom)のどちらでも選べるので、まず体験で比べてみるのが確実です。
- Qボイトレ教室と話し方教室はどう違いますか?
- A
ボイトレ教室は声を扱います(発声・発音・声量・音域)。話し方教室は声に加えて、何をどの順で話すか、人前での緊張、相手への伝わり方まで扱います。ボイトレ系のスクールが「話し方コース」を持っている場合、中心にあるのは発声のトレーニングです。「声は出るが話が伝わらない」という悩みなら、専門校のほうが噛み合います。
- Q相場より安い教室は避けたほうがいいですか?
- A
安いこと自体は問題ではありません。カルチャー講座が月5,000円台なのは、グループ運営や公共施設の利用で費用を抑えているからです。確認すべきは金額ではなく、1コマの長さ・個人かグループか・扱う内容が自分の目的に合っているかの3点です。この記事の「比較の3ルール」に戻して計算すると、安く見えて単価が高い、という組み合わせも見えてきます。
地域から話し方教室を探す
都道府県別に、実在する教室を1件ずつ公式サイトで確認してまとめています。掲載しているのは、実際に個人が申し込める教室だけです。
47都道府県と主要市区の一覧は地域から話し方教室を探すにまとめています。
まとめ
- 「話し方教室」と呼ばれるものは、専門校・ボイトレ系・カルチャー講座・単発・法人研修の5タイプに分かれる
- 1時間あたりの相場は、専門校のマンツーマンが約1万2,000〜1万5,000円、専門校のグループが約4,100円、ボイトレ系が約6,000〜8,500円、カルチャー講座が約1,800円〜
- 同じ専門校でもグループとマンツーマンで3倍違う。場数が欲しいならグループ、自分の話を直してほしいならマンツーマン
- 月謝の安さと単価の安さは一致しない。「月謝 ÷ 回数 ÷ 1コマの分数 × 60」で戻して比べる
- 月謝以外の固定費(校舎管理維持費・運営維持費)は料金ページに載っていないことがある
- 緊張なら専門校、声なら ボイトレ系。この切り分けを先にすると選択肢が半分に減る
金額は改定されます。この記事の数値は2026年10月9日時点のものなので、申し込む前に各公式サイトで確認してください。
参考にした情報
本文の金額・コース内容は、以下の各公式ページに2026年10月9日時点で掲載されていた記載を参照しています。
- KEE’S「6時間ベーシックSPEECHコース」
https://www.kees-net.com/course/basic.html - 日本話し方センター「ベーシックコース」
https://www.ohanashi.co.jp/basic-course/ - 日本コミュニケーション学院「あがり症・初学者コース」
https://www.comgakuin.jp/course/agari-sho-first/ - 所沢カルチャーセンター「声美人になろう 滑舌と朗読」
https://www.culture.gr.jp/detail/shintokorozawa/1944833 - エクセルカルチャーセンター水戸「ボイトレ&歌」
https://www.culture.gr.jp/detail/mito/1939430 - Beeボイススクール
https://www.bee-music.jp/voice/
なぎさ/20代後半で急にあがり症になり、人前で話す場面を避けるようになりました。話し方教室を何度も検討しながら、まだ申し込めていません。その過程で各社の料金体系を調べ続けたので、分かりにくさの中身は分かるつもりです。詳しい経緯は運営者の実体験記事に書きました。







