本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。料金・コース内容は2026年9月時点で各社公式サイトに掲載されていた情報です。最新の内容は必ず各公式サイトでご確認ください。
「アナウンサーみたいに、はっきり聞き取りやすく話せるようになりたい」——そう思って「アナウンススクール」を調べ始めた方は多いと思います。
ただ、検索して出てくるスクールの多くはアナウンサーという職業に就くための学校です。局アナ試験の面接対策やカメラテスト対策が中心で、「仕事で話すのが上手くなりたい社会人」が想定されているとは限りません。
この記事では、アナウンススクールと話し方教室が何をする場所なのかを分けたうえで、「アナウンサーのような話し方」の中身を分解します。読み終わるころには、自分が通うべきなのがどちらか判断できるはずです。
- アナウンススクールと話し方教室の決定的な違い
- 主要4校を調べて分かった料金の公開状況(当サイト調べ)
- 「アナウンサーのような話し方」を5つの要素に分解
- その5つが、それぞれどこで身につくか
- 自分がどちらを選ぶべきかの判断フロー

先に結論を言うと、アナウンサーになりたいのでなければ、アナウンススクールに通う必要はほぼありません。求めているものは話し方教室やボイトレで身につくことが多いからです。
決定的な違いは「誰になるための場所か」
両者は似た言葉で語られますが、想定している出口がまったく違います。
| アナウンススクール | 話し方教室・ボイトレ | |
|---|---|---|
| 目的 | アナウンサー・ナレーター・司会として仕事に就く | 今の仕事や生活で伝わるように話す |
| 主な受講者 | アナウンサー志望の学生・既卒者 | 社会人、就活生、話すことに苦手意識のある人 |
| レッスン内容 | 原稿読み、カメラテスト、面接・自己PR、実技試験対策 | 発声、滑舌、構成、間の取り方、人前での場慣れ |
| ゴールの測り方 | 採用試験に受かるか | 仕事や日常で伝わるようになるか |
| 期間の考え方 | 試験の時期に合わせた年単位が中心 | 月単位で区切りやすい |
| 料金の出し方 | 公式サイトに明記しないスクールが多い | 月謝を公開しているところが多い |
言い換えると、アナウンススクールは就職予備校に近い性質を持っています。「話し方を良くしたい」という動機だけで入ると、カメラテスト対策や自己PR添削のように使わない訓練が多く含まれることになります。
調べて分かったこと|料金を公開しているスクールは少ない
「アナウンススクール 大阪」の検索上位に出てくる主要スクールについて、公式サイトで料金が確認できるかを1件ずつ調べました。
| 確認したこと | 結果 |
|---|---|
| 調べたスクール | 4校(検索上位に出てくる代表的なスクール) |
| 公式サイトで料金を確認できた | 1校 |
| 確認できなかった(説明会・資料請求で案内) | 3校 |
コース設計が個別対応になりやすい業態なので、一律の月謝を出しにくい事情はあると思います。ただ受講を検討する側からすると、比較の入口で総額が分からないのは事実です。
一方、話し方教室やボイトレスクールは月謝を公開しているところが多く、月2回で8,470円〜13,736円程度という相場が事前に分かります(本記事後半の比較表を参照)。



「アナウンサーのように話したい」だけなら、総額が読めないまま長期コースに申し込む前に、まず月謝制の教室を試すほうが判断しやすいと思います。
「アナウンサーのような話し方」を5つに分解する
そもそも、私たちが「アナウンサーみたいだ」と感じるのは何に対してなのでしょうか。分解すると、次の5つに整理できます。
| 要素 | 中身 | 身につく場所 |
|---|---|---|
| ① 滑舌 | 子音がはっきりして、聞き返されない | 話し方教室/ボイトレ/自主練習でも改善しやすい |
| ② 発声・声量 | 通る声、語尾まで落ちない | ボイトレ(発声の専門領域) |
| ③ 間(ま) | 詰め込まず、区切りで止まれる | 話し方教室/人前で話す実践 |
| ④ 抑揚・アクセント | 平板にならず、意味が伝わる | 話し方教室/アナウンススクール |
| ⑤ 原稿を読む技術 | 初見の文章をよどみなく読む | アナウンススクールの独自領域 |
注目していただきたいのは、①〜④は話し方教室やボイトレでカバーできるという点です。アナウンススクールでなければ学べないのは、実質的に⑤の「原稿を読む技術」だけと言えます。
そして⑤が必要なのは、ニュース原稿やナレーション原稿を読む仕事に就く人です。会議やプレゼンで話す場面では、原稿を初見で読み上げる機会はまずありません。
どちらを選ぶべきかの判断
次の3つに答えると、どちらが自分に必要か整理できます。
- アナウンサー・ナレーター・司会を職業にしたいですか?
→ はい ならアナウンススクール。採用試験の情報と対策はここでしか得られません - 「聞き返される」「声が小さい」など、具体的に直したい症状がありますか?
→ はい ならボイトレ系のマンツーマン。発声・滑舌を技術として直せます - 人前に立つと固まる、要点がまとまらないのが悩みですか?
→ はい なら話し方教室。構成と場慣れが鍛えられます
1がいいえで2・3のどちらかがはいなら、アナウンススクールは過剰です。月謝制の教室で、必要な部分だけを鍛えるほうが早く、安く済みます。
話し方教室・ボイトレを選ぶ場合の比較
①〜④を鍛えたい場合の選択肢を、同じ形式で並べました。
| スクール | 受講形態 | 1コマ | 入会金 | 月謝(月2回) | 強い領域 | 体験 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シアーミュージック | マンツーマン (通学/オンライン) | 45分 | 2,200円 | 11,000円〜 | 発声・滑舌(①②) | ◎ 無料 |
| ナユタス | マンツーマン (通学/オンライン) | 50分 | 校舎により異なる | 14,300円〜 | 発声・抑揚(②④) | ◎ 無料 |
| アバロンミュージックスクール | マンツーマン (通学/オンライン) | 30分 | 要問合せ | 8,470円〜 | 発声(②)/低価格 | ◎ 無料 |
| Beeボイススクール | マンツーマン (オンライン可) | 45分 | 12,100円 | 13,736円 | あがり症・話し方(③) | ◎ 45分無料 |
| 日本コミュニケーション学院 | グループ(少人数) /オンライン | 2時間 | 3,300円 | 1時間 2,750円〜 | 人前での場慣れ(③) | ◎ 無料見学 |
滑舌と発声を集中的に直したいなら①②に強いマンツーマン、人前で話す場数が欲しいならグループ型、という選び方になります。どちらも無料体験があるので、2校ほど受けてから決めるのが確実です。
よくある質問
- アナウンススクールに社会人でも通えますか?
- 社会人向けのコースを設けているスクールもあります。ただし中心はアナウンサー志望者向けの内容なので、受講前に「仕事での話し方改善が目的」と伝えて、どのコースが該当するかを確認することをおすすめします。
- 滑舌だけ直したい場合はどこがいいですか?
- 滑舌は発声の領域なので、ボイトレ系のマンツーマンが近道です。あわせて自宅でできる練習もあります。滑舌が悪い原因と対処法にまとめました。
- アナウンススクールの費用はどれくらいですか?
- 当サイトが調べた4校のうち、公式サイトで料金を確認できたのは1校でした。説明会や資料請求で案内される形が多いため、比較検討の段階で複数校に問い合わせて、総額と期間を揃えて聞くことをおすすめします。
- 話し方教室でアクセントは直せますか?
- 抑揚やアクセントの指導は話し方教室・ボイトレの範囲に入ります。ただし放送で求められる水準の共通語アクセントを厳密に矯正したい場合は、アナウンス指導を掲げているスクールのほうが専門的です。
- 近くに教室があるか調べたいのですが。
- 都道府県別・市区別に実在する教室をまとめています。地域から話し方教室を探すからご確認ください。
まとめ|必要なのは⑤かどうかで決まる
アナウンススクールと話し方教室の違いは、「アナウンサーという職業に就くための場所」か「伝え方を直す場所」かです。
「アナウンサーのような話し方」を分解すると、滑舌・発声・間・抑揚の4つは話し方教室やボイトレでカバーできます。アナウンススクールでしか学べないのは原稿を読む技術で、これが必要なのは放送の仕事に就く人です。
職業にするつもりがないなら、月謝が公開されていて途中で見直しもきく話し方教室・ボイトレから始めるほうが、判断しやすく費用も読めます。
話し方自信向上ナビ 運営者・なぎさ
20代後半で急にあがり症を発症。社内発表で声が震え、冷汗が止まらない経験をきっかけに話し方の情報収集を開始しました。現在はオンライン会議で場数を積みながら「治す」ではなく「付き合っていく」アプローチで改善中です。このサイトには、各社の公開情報を自分で突き合わせた比較と、全国の教室を1件ずつ調べた記録をこのサイトに残しています。詳しい経緯は運営者の実体験記事に書きました。
目的から選ぶ・スクールを比べる
目的別の選び方
スクール別のレビュー
いずれも公式サイトに掲載されている料金・システムを確認して整理したものです。受講者としての体験談ではありません。









コメント